シャンプーに使われる洗浄成分、界面活性剤の種類を総まとめしていきます。
目次
- 界面活性剤とは
- シャンプーに使われる洗浄成分・界面活性剤の種類一覧
- シャンプーの成分表の見方
界面活性剤とは
界面活性剤は、水と油を混ぜ合わせる成分の総称です。水だけでは落ちない、頭皮の皮脂やスタイリング剤などの汚れを落とす働きをします。
界面活性剤が汚れを落とすしくみ
- 界面活性剤が油汚れに浸透吸着する。
- 油汚れを水に引き出す。
- 油汚れを取り囲み、水中に分散。すすげば、洗い流される。
シャンプーに使われる界面活性剤には、洗浄力が強いものから弱いものまで様々です。
シャンプーに使われる洗浄成分・界面活性剤の種類一覧
シャンプーに使われる主な界面活性剤の種類と特徴を詳細に紹介します。
陰イオン界面活性剤
- アミノ酸系(例:ココイルグルタミン酸Na)
- アラニン系(例:ラウロイルメチルアラニンNa)
- グリシン系(例:ココイルグリシンK)
- サルコシン系(例:ラウロイルサルコシンNa)
- アスパラギン酸系(例:ラウロイルアスパラギン酸Na)
- 加水分解タンパク系(例:ココイル加水分解コラーゲンNa)
- タウリン系(例:ココイルメチルタウリンNa)
- 石けん系(例:石けん素地)
- エーテルカルボン酸系(例:ラウレス-4カルボン酸Na)
- スルホコハク酸系(例:スルホコハク酸ラウレス2Na)
高級アルコール系
- 硫酸系(例:ラウリル硫酸Na)
- オレフィン酸系(例:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na)
両性イオン界面活性剤
- ベタイン系(例:ラウラミドプロピルベタイン)
- イミダゾリン系(例:ココアンホ酢酸Na)
シャンプーの成分表の見方
シャンプーの成分表は、薬事法により化粧品には「全成分表示」が義務づけられています。容器やパッケージの裏から、その化粧品にどんな成分が配合されているのかを読み取ることができます。基本ルールとして、配合量の多い順にすべて記載されています。
シャンプーの成分表示
シャンプーは、界面活性剤が複数配合されていることが多いです。例えば、ラウレス硫酸Na(高級アルコール系)をメインに、コカミドプロピルベタイン(ベタイン系)を混ぜている場合、高級アルコール系よりのシャンプーと判断すると良いでしょう。
記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。商品の成分内容は、メーカーや発売元のホームページの情報を参考にしています。
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